公務員は本当に安定なのか?不安定なのか?

公務員関連

こんにちは。サムです。

公務員はよく「安定している」といわれていますよね。私も公務員を仕事として選択した一つの理由が「漠然とした安定」でした。

この「漠然とした安定」とは何を指しているのか?

当時の私は、以下のように考えていました。

  • 公務員は給料が安定している
  • 景気に左右されずボーナスを一定額もらえる
  • 田舎だと民間企業に比べ公務員の方が給料がいい
  • 60歳までクビになることがない
  • 休暇が取りやすい
  • 残業がない
  • 定時で帰ることができる

公務員になる前に、私が思い描いていた『公務員 = 安定』のイメージです。

実際に公務員として働いてみて、公務員が本当に安定なのか、様々な視点から見ていくことにします。

「公務員=安定」という考えで就職するのは危険

実際に働き始めて、『公務員 = 安定』と考えるのは非常に危険だと強く思いました。

結論、

公務員という職につき、何もなく毎日を送っていると、公務員は確実に不安定です。

理由は次のとおり。

  1. とにかくスキルが身につかない
  2. 年功序列でやる気ある若い職員のやる気が削がれている
  3. 若いうちに将来に対し諦める人が多い
  4. 交友関係が公務員内で収まってしまう
  5. 予想していたよりも残業が多い
  6. 加えて、無駄な業務も多い
  7. 予算の関係上、一部でサービス残業もある(残業代が出ない)
  8. これは主観ですが、、、今後は公務員のクビもあり得る!?

とにかくスキルが身につかない

公務員はとにかくスキルが身につきません。

公務員の職種は大きく事務系・技術系に分類されますが、どちらにしても公務員内の特有な仕事内容が多い。

具体的には、役所の窓口業務。役所に行くと、窓口で対応する職員がいますよね。書面の手続き等の文書処理をします。窓口にいる職員は、同じような仕事の繰り返しをしています。市民対応という素晴らしい仕事であることに間違いはありませんが、市民の方からいただく書類をマニュアルどおりにチェックし、書き漏れがないか確認する作業をひたすら続けます。

公務員は、自治体にもよりますが、2〜5年スパンで異動があります。ということは、2〜5年も同様の書類をひたすら確認するという仕事をするんです。

これでは、その書類を確認するスキルは身についても、それ以上のスキルは身につきませんよね。

公務員という業務の中では、公務員という業種以外で使えるスキルがほとんど身につかないというのが現状です。

年功序列でやる気ある若い職員のやる気が削がれている

公務員はとにかく年功序列制です。これは変えることのできない事実。

例えば、ものすごく優秀な新人職員がいたとします。才能にも溢れ、人付き合いもいい。仕事もできるし、上司からの評価も上々。こんな素晴らしい職員がいたとしても、公務員ではその才能が発揮できずに終わるのがオチでしょう。

なぜなら、公務員は年功序列制だから。

公務員として働いている期間が長い職員の方が、偉いんです。発言力があって、決定権があります。

これは、公務員だけでなく民間企業でも同様のことが言えることと思いますが。。サラリーマンだと仕方がないかな。。

ただ、より公務員はその傾向が強いのも確か。その優秀な新人職員が急に課長代理になったり、課長になったり、部長になることはまずあり得ない。

役職がつくのに数年の差はありますが、地方公務員の場合、早くても30代で課長代理に、40代前半で課長に、50代で部長になるという流れでしょうか。これはあくまで、早く昇進していった場合です。

環境とは怖いもので、やる気いっぱいで入庁して来た新人職員も、いつの間にか年功序列制の公務員環境に慣れてしまいます。そして、次第にやる気が削がれていくんですよね。

若いうちに将来に対し諦める人が多い

いくらやる気を持って入庁した職員でも、公務員という職場環境の中で、何年・何十年とモチベーションを保つことは非常に難しい。

全体的に見ていて思うことは、年功序列制の公務員環境が若い人たちの将来に対する諦めにつながっているように思います。仕事をバリバリやろうとかこんな改善をしてみたらどうだといった、自発的な発案がほぼ皆無。打ち合わせでも、自主的な発言をしなかったり、ただただ人数合わせで出席してたりと、若い層の下からの押し上げが非常に弱いと感じます。

確かに、頑張ったところで給料も変わらないし、出世にも興味がない。結局のところ毎日をそつなくこなしていればある程度の給料が手に入るので頑張る必要がないと若いうちから気づいてしまうんですよね。

交友関係が公務員内で収まってしまう

公務員は交友関係がどうしても制限されてしまいます。

理由は、汚職や収賄といった公務員ならではのリスクから身を守るためです。実際に、業務時間を削ってまでこの汚職や収賄に関する研修が頻繁にあるほどです。

例えば、公務員である職員が公務上の関係者(民間企業の者)と会食をして奢ってもらったり、ゴルフをしたり、はたまた飲み物を奢ってもらったりすると汚職・収賄になります。

このように、どうしても公務員は公務員以外の人たちと交友関係を築きにくい環境下にあります。そうなると、公務員の中での付き合いが密になり、公務員外の付き合いは希薄になります。

全く違う職種についている人の仕事に関する話や考え方、近況を知る機会がほぼありません。情報共有も公務員内の狭い範囲内に制限され、交友関係も公務員内で収まってしまうのも自然な成り行きですかね。

予想していたよりも残業が多い

残業は実際多いです。

公務員になる前までは、公務員は定時帰りだとばかり思っていました。確かに、所属する事業所によっては毎日が定時帰りの職場もあります。ただし、ほとんどの職場で残業があるのが現状です。

総務省が平成29年3月29日に公表した「地方公務員の時間外勤務に関する実態調査結果(平成27年度)」によると

地方公務員の時間外勤務の時間数(残業時間)

平均:13.2時間/月

本庁18.3時間/月

国家公務員の時間外勤務の時間数(残業時間)

平均:19時間/月

本府省30時間/月

勤務日数を1ヶ月20日とすると、本庁勤務の地方公務員はほぼ毎日残業を1時間はしている計算です。また、本府省勤務の国家公務員は毎日残業を1.5時間はしているという計算です。

ということは、年間通して定時帰りはないということにもなりますよね。単純計算ですが。。

民間企業と比較すると、大したことないと思う方もいらっしゃるかとは思いますが、公務員も決して、残業が少ないとは言えません。

加えて、無駄な業務も多い

日頃業務をしていると無駄な業務が多いなと感じます。

これも残業が増えている要因なのかもしれません。

業務改善を提案していけばいいことなのでしょうが。どうしても日々の業務に追われ、業務をこなすことで精一杯でそこまで手が回っていないですね。

上司には、変化を嫌う人も多く、何か一つ変えるにしてもたくさんの労力と時間を必要とします。数年で異動するため、特に何も対応せずにそのまま時間が経つのを待つのが賢明だと考える人が出てくるのも仕方ないですよね。

予算の関係上、一部でサービス残業もある(残業代が出ない)

これは、公務員で働き始めて一番驚いたことかもしれません。

基本的には、残業代は出ます。

ただし、自治体によっては予算額に差があり、税収が少ない自治体は残業代に当てる予算額も少なくなります。また、その予算を各事業所で割り振るため、同じ自治体でも所属する職場によって異なります。

このため、人口の少ない自治体や出先の事業所では、残業に当てる予算の割り振りが少なく、残業時間に制約が設けられたり、残業代が支給されない場合があります(サービス残業ですよね)。

本当に公務員は安定なのか、疑問に思います。

これは主観ですが、、、今後は公務員のクビもあり得る!?

さらにさらに、私は、今後公務員もクビがあり得るのではないかと考えています。あくまで主観ですが。

日本の人口は、年々減少の一途をたどっています。

総務省が令和元年9月20日に公表した「人口推計-2019年(令和元年) 9月報-」によると

2019年9月1日現在(概算値):1億2615万人 [前年同月に比べ27万人減]

また、将来の推計人口を見てみると、2048年には日本の人口が1億人を割ってしまいます。

我が国の総人口は、今後、長期の人口減少過程に入り、平成38(2026)年に人口1億2,000万人を下回った後も減少を続け、60(2048)年には1億人を割って9,913万人となり、72(2060)年には8,674万人になると推計。

年齢区分別将来人口推計

抜粋:内閣府「平成24年版 高齢社会白書」

このように、日本の人口は減少します。それなのに、公務員の職員数が増加するのはおかしいですよね。

そこで、公務員の職員数を減らすことが必要となる。ちなみに、職員数を減少させる方法は二つあります。

  1. 採用数を減らす
  2. クビにする(退職年数を早める・早期退職を推進する)

1は、その時期の景気に左右されるため景気が良ければ採用数は増え、悪くなると採用数が減るという傾向があります。また、ある程度一定数を採用するため大きく職員数を減らす調整が難しいと思います。

そこで、2の「クビにする(退職年数を早める・早期退職を推進する)」が職員数を減らす上で手っ取り早い方法。

基本的に、公務員で採用されると理由なく解雇されることはありません。簡単には、クビにならない→クビにできない。

内閣人事局では早期退職募集制度を開始しました。平成25年11月1日から本制度に基づく退職(応募認定退職)が可能となっています。

謳い文句はこちら

職員の年齢別構成の適正化を通じた組織活力の維持等を目的として、45歳以上(定年が60歳の場合)の職員を対象に、透明性の確保された早期退職募集制度を創設。

抜粋:内閣官房HP「早期退職募集制度について」

現在も2の「クビにする(退職年数を早める・早期退職を推進する)」は実行されていますが、今後はさらに制度が拡大していくことも考えられます。

 

公務員になった後の取り組みが重要

公務員は今後より不安定な職業になっていくでしょう。

公務員の仕事ではスキルが身につかないし、交友関係が公務員内で収まってしまう。また、残業も多くなかなか自分の時間を作ることができない。

公務員生涯安泰を鵜呑みにして何も動かなければ、公務員という職業は非常に危険です。不安定です。

この状況を打破するためには、自分自身でプラスαの取組を実行していく必要があります。

その第一歩として、資格取得支援の福利厚生を活用してみてはいかがでしょうか??

資格取得の支援がある

公務員の福利厚生は非常に充実しています。

  • インフルエンザ助成金
  • コンビニ割引券
  • 旅行割引券
  • 電化製品・宿泊施設の特別価格
  • 毎年の健康診断
  • 自己啓発(資格取得等)支 などなど

このように公務員の福利厚生は幅広く項目が用意されています。ありがたい。

その中の一つが「資格取得支援」です。

「資格取得支援」は毎年定期的に職員へ周知されます。対象の資格であれば、合格という条件付きですが、受験料の全額・一部支援があります。

この支援をうまく活用すれば、自分自身のスキル向上を図ることができますよね。テキストや過去問は自分自身で購入することが必要ですが、受験料の出費はなくなります。

例えば、『毎年1つの資格取得を目指す』。このような目標を立てて、毎年コツコツ目標を持って生活を送る。その一つとして、「資格取得支援」を活用する。

こうすることで、モチベーションを常に維持しつつ、スキルを向上させることができます。

ちなみに私もこの「資格取得支援」を活用し、すでに3つの資格を取得しました。3年前から資格取得に取り組み、毎年1つの資格取得を目指して勉強をしています。その結果、ここ3年で3つの資格を取得できました。

定時で帰って他の時間を自分に使う

公務員は残業が多い。やはり残業は、悪です。個人的な考え方ですが。

なぜか、朝早く来て夜遅くまで仕事をしている人の方が偉いという雰囲気があるように思います。「残業=仕事をしている」という感覚がどうしてもあるようです。

ただ私は、「残業=定時内で計画的に仕事ができなかった時間」と考えています。もちろん一概には言えないこともわかっています。市民対応や議会対応、職員が少ない職場等、どうしても残業をしないと仕事が終わらない状況もあります。

ただし、先にお話ししたように、公務員は年功序列なんです。仕事に全力で取り組むことは必要で、その頑張りが将来的には出世に繋がることもあるでしょう。ただ、そのような人はごく一部です。

最近では、公務員で出世するよりも、プラスαのスキルを身につけて仕事にも活用しつつ、別分野でも活かせるよう準備をしていく方が重要だと思っています。

そのためには、スキルを向上させることが必要です。スキルを向上させるためには、やはり勉強する時間が必要になります。時間が必要なんです。

ただし、仕事をしているとなかなか時間の確保が難しいですよね。朝から夕方まで働き、さらに残業をして帰宅するのは終電。帰ってすぐ寝て、また朝仕事に行く。このような生活をしていては、一向に時間を作ることができません。

最適な解決方法としては、やはり残業をしない。これに尽きるでしょう。定時で帰り、アフターファイブの数時間を自分自身のスキル向上に使ってください。

残業をしないためには、まず仕事の割り切りが必要です。無駄な仕事はしない、受けない。周りにも自分にも厳しくなることが必要となります。なかなか難しいかもしれませんが頑張ってみてください。今後、公務員になる人も残業をしないよう思考錯誤してみてくださいね。

 

まとめ:「公務員=安定」と考えるのは危険

どうだったでしょうか?

公務員が安定なのか不安定なのかという議論はよくされますが

何も考えずに毎日を送っていると、公務員は確実に不安定だと言えます。

理由は以下の通りがあると説明しました。

  1. とにかくスキルが身につかない
  2. 年功序列でやる気ある若い職員のやる気が削がれている
  3. 若いうちに将来に対し諦める人が多い
  4. 交友関係が公務員内で収まってしまう
  5. 予想していたよりも残業が多い
  6. 加えて、無駄な業務も多い
  7. 予算の関係上、一部でサービス残業もある(残業代が出ない)
  8. これは主観ですが、、、今後は公務員のクビもあり得る!?

『公務員=安定』を得るためには、上記の逆のことを自身でやっていく必要があります。

  1. 自分自身のスキルを向上させる(交友関係を広げていく・モチベーションを高める)
  2. 仕事は定時で帰る(残りの時間を自分の時間に使う)

この取組を積極的にやっていくことで公務員でも将来的に安定を得ることができますよ。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

ではでは👋

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サムさん

中学受験失敗⇨公立高⇨国立大⇨公務員⇨自由人⇨海外⁇
公務員試験に全て合格した経験を多くの人に届けたいとブログを開始。
最近はプログラミングやSNS(Twitter ・Instagram)、お金・税金・貯金、英語について勉強中。
美味しいものを食べて飲むこと、サッカー、野球、ポーカーにハマってます。
身長181㌢、体重65㌔の縦長日本人。

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