こんにちは。サムです。
皆さんは「公務員」という職業に興味がありますか??
「公務員」というワードはよく聞くと思いますが、「公務員」ってどんな仕事をしているのか知っていますか??
何となくはわかるけど、詳しくはわからないという方も多いと思います。
僕も「公務員」を目指して勉強を始めるまでまったく知りませんでした。
ちなみに私は、公務員試験で以下の試験に最終合格しています。
- 国家総合職
- 国家一般職
- 労働基準監督官(※試験日重複で一次試験合格で終了)
- 東京都庁
- 県庁
そんな私が今回、『公務員の種類』について、整理してみました。
「公務員」ひとつとってもたくさんの種類があるので、参考にしていただければと思います。
特に、「公務員になりたい方」や「公務員に興味を持っている方」、「転職を考えている方」は、今後の進路や目標設定に役立つと思います。
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「公務員」の種類って?
「公務員」は大きく分けて、以下の2つに分類されます。
※ここでは、公務員試験を受験する公務員を対象に紹介します。
- 国家公務員
→簡単にいうと、国で働く役人のことです。
- 地方公務員
→簡単にいうと、都道府県や市町村で働く役人のことです。
それぞれ、「公務員」になるために受験する公務員試験の内容も異なります。
また、実際に職に就いてからの状況(仕事内容や転勤など)についても大きな違いがあったりします。
では、「国家公務員」と「地方公務員」について、どのような職種があるのか説明していきますね。
国家公務員とは??
国の機関(行政府、立法府、司法府)で働く公務員のことを言います。主に、中央官庁や出先機関で働くイメージです。
また、国家公務員になるためには、「国家公務員試験」を受験します。
合格すると、晴れて「国家公務員」になれるんですね。
ここでは、その中でも「行政府」の国家公務員について説明していきます。
国家公務員の種類(行政府)
国家公務員(行政府)は「総合職」「一般職」「専門職」の3つに分けられます。
- 国家総合職
- 国家一般職
- 国税専門官
- 財務専門官
- 労働基準監督官
などなど…
1が「総合職」、2が「一般職」、3〜5が「専門職」というイメージです。
【参考】国家公務員の種類(立法府・司法府)
- 立法府:衆議院や参議院、国会図書館などで働く
- 司法府:最高・高等裁判所、家庭裁判所などで働く
仕事内容・働く場所・転勤は??
仕事内容
国で働くため、国レベルで統一性を図る仕事内容となります。採用された各省庁内での異動のみになるため、より専門的なやりたい仕事に就けます。また、国レベルの仕事に携わるため、より規模の大きな仕事に就くことができます。
働く場所
霞ヶ関、全国にある国の出先機関(財務局、法務局、ハローワーク、税務署など)
転勤
やはり国の仕事に就くということで、転勤は伴います。
例えば、国家総合職で採用されると、霞ヶ関だけでなく、出先機関や地方自治体への転勤があります。
また、国家一般職でも、採用されたエリアによって異なりますが、その採用された管区内で転勤があります。
さらに、国家総合職と国家一般職について、詳しく説明していきます。
国家総合職
中央官庁の幹部候補として、政策の企画、立案に携わる「キャリア組」です。
昇進スピードが早く、数年で地方公務員の係長(課長代理)レベルまで昇進し、その後も競争に勝ち抜く必要がありますが、地方公務員の課長、部長レベルまで昇進していきます。
国家総合職試験に合格するためには
総合職に合格するためには、以下の流れになります。
〜国家総合職試験合格までの道筋〜
- 国家総合職試験を受験する
- 1次試験[筆記試験]に合格する
- 2次試験[筆記・人物試験]に合格する(最終試験)
- 各省庁の中から採用を希望する省庁に官庁訪問をする
- 内々定をもらう
この総合職試験は、個人的にものすごく体力を使いました。ただ、たくさんの貴重な体験ができます。ライバルですが、同じ年代の志を持つ高学歴で賢い受験生とも仲良くなり、普段できないような大きな経験になるはずです。
また、いわゆるキャリア官僚として働いている方との交流も貴重な経験になりました。倍率は高く、難しい試験ですが公務員を目指すならまず「国家総合職試験」を目指して勉強を始めてみてください。
国家一般職
中央官庁や出先機関で、主に事務処理等定型業務を行います。
中央官庁のみでなく、エリア毎の採用もあります。
国家一般職試験に合格するためには
一般職に合格するためには、以下の流れになります。
〜国家一般職試験合格までの道筋〜
- 国家一般職試験を受験する
- 1次試験[筆記試験]に合格する
- 2次試験[人物試験]に合格する(最終試験)
- 各省庁の中から採用を希望する省庁に官庁訪問をする
- 内々定をもらう
◎《余談》ワンポイントコメント:公務員試験のスケジュールについて
スケジュールとしては、「国家総合職試験」の後に「国家一般職試験」が行われます。
当時は、「国家総合職試験」の経験が、「国家一般職試験」にも大いに活きました。
公務員試験は、毎年4月下旬から9月頃まで続きます。試験日程が被ってさえいなければ、試験資格を満たした試験は全て受験できます。4月下旬からの「国家総合職試験」に標準を合わし、全ての試験で最終合格をする勢いで勉強してみてください❗️
地方公務員とは??
地方の機関(都道府県庁・市町村)で働く公務員のことを言います。主に、県庁や市役所で働くイメージです。
また、地方公務員になるためには、「地方公務員試験」を受験します。
合格すると、晴れて「地方公務員」になれるんですね。
地方公務員の種類
地方公務員は以下の通りです。
- 都道府県庁職員
- 政令市職員
- 特別区職員
- 市町村職員
- 警察官
- 消防官
- 学校事務
仕事内容・働く場所・転勤は??
仕事内容
各都道府県市町村で働くため、その自治体のために働くことができます。おおよそ5年以内で部署間を異動するため、様々な幅広い仕事を経験することができます。また、その地方に特化した業務に携わるため、その地域に密着した仕事に就くことができます。
一般的に、都道府県は、市町村より予算規模が大きいため、規模の大きな事業を担当することが増えます。また、都道府県の中でも、予算規模の違いがあり、業務規模が異なります。
働く場所
採用された都道府県、政令市、特別区、市町村
転勤
範囲は限られます。基本、採用された都道府県市町村内の異動です。ただし、部署間の異動が頻繁に行われます。
都道府県だと市町村に比べ、幅広い異動が伴います。また、島がある都道府県の場合、島への転勤もあります。
希望者に限られますが、都道府県市町村から、一時的に国への出向もあります。
地方公務員試験に合格するためには
地方公務員に合格するためには、以下の流れになります。
ただし、自治体によっては試験内容が異なる場合がありますので、参考までに。
〜地方公務員試験合格までの道筋〜
- 各自治体の地方公務員試験を受験する
- 1次試験に合格する
- 2次試験に合格する(最終試験)
まとめ
今回は、公務員の種類についてまとめてみました。国で働いたり、地方で働いたりと、公務員も様々な仕事の幅があります。
また、国の中でも試験自体が分かれていたりと、試験の種類や内容を事前に把握しておく必要があります。
実際に公務員試験を受けて職についた後に、こんなつもりじゃなかったとならないよう事前に種類や仕事内容の違いを確認しておきましょう。
そうすることで、目標が明確になり、公務員試験合格に向けた取り組みも明確になるはずです。
ではでは👋
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